
定価 2,090 円(税込)
著者 京極 高宣(キョウゴク タカノブ)
四六判並製 244頁
ISBN978-4-89619-156-1
・内容紹介
日本人の失った魂の回復を願い国の在り方、人の心得を説く安岡精神論。当社創業時に刊行した「日本の運命」、翌年の「祖国と青年」より編集し、さらに「斉家の学」「耕学清和」を加えた合本。福祉問題には、今なお未解決なものが多い。本書はその解決のヒントが儒教の考え方の中にあることを洞察した著者が言志四録中のことばを縦横に取り上げ、この問題について語った書。
・著者紹介
京極 高宣(キョウゴク タカノブ)
著・文・その他
東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。日本社会事業大学専任講師、助教授、教授、学部長を経て同大学学長。厚生労働省社会保障審議会委員等。
〔主な著書〕
『福祉の経済思想』(ミネルヴァ書房、平成7年)
『社会福祉をいかに学ぶか』(川島書店、平成12年)
『この子らを世の光に』(NHK出版、平成13年)
他多数
・目次
はしがき
第一部 青春
1 なぜいま『言志四録』を読むのか
2 江戸時代末期の儒者の福祉思想
3 天の意に自らを従わせて生きよ
4 大事を成すには志の確立が大切
5 老成の時こそ少年の志気を持て
6 頭脳は冷静にして身体は暖かく
7 おのれに厳しく、人には優しく
8 得意絶頂の時こそ一歩後退せよ
9 土地も人も天からの授かりもの
10 酒は百薬の長であり、百厄の長
11 古典を読むだけが学問ではない
12 才に溺れるな、才を無にするな
13 人の守るべき道は国家より重要
14 為政者は人心の掌握に留意せよ
15 着眼を高くして物事を見るべし
第二部 朱夏
16 万物はみな天の生み出したもの
17 健康の鍵は欲念のコントロール
18 自らを信じ自らの力で実行せよ
19 心が専一ならば妄念は生じない
第三部 白秋
20 努力次第で愚者も智者になれる
21 自らの体験に照らして書を読め
22 文字づらに執着して書を読むな
23 信用こそ人間関係の最大の財産
24 死の畏れから死を畏れざる理を
25 傲りや欲をほしいままにするな
26 書はことごとく信ずるに足らず
27 飲食物は常用の薬とみなすべし
28 世の楽しみを楽しみ憂いを憂う
29 禍は口より出で病は口より入る
30 親を敬するは自己を愛すること
31 人力をつくして運を天にまかす
32 しばし待つ心のゆとりを持って
第四部 玄冬
33 国を治める要道は教と養の二道
34 生涯かけて学び続ける心意気を
35 血気に老少あれど志気にはなし
36 人情の機微にふれた対応が大事
37 どうやって子どもを教育するか
38 尊敬の念を抱けば勇気が生じる
39 心の修養により体も健全になる
40 よい政治はどうしたらできるか
41 書を読んで古人を心の友とせよ
第五部 敬天
42 学問は心と行いの合一が必要
43 愛敬の心は天地生々の心と同じ
44 老後は今日一日を大切に過ごせ
45 健康は節度ある正しい生活から
46 真の自己という心の霊性は不滅
47 精神の修養こそが最上の修養法
48 父母の大恩を謝し生を全うせん
49 人間の本性は死生の外にある
50 人道は敬にあり、敬は終身の孝
対談 福祉の心と日本人の精神文化